
2010年11月15日
タイ・オラタイを聴きにいった。
アウンサン・スーチーさんの自宅軟禁がやっと解けたとの報道をみてホッした人も多いでしょう。
しかし、今回の選挙でビルマ(ミャンマー)の民主化は遠のくばかり悲しいことです。
さて、
私はタイ・オラタイの大ファンです。
彼女のCDとVCDはすべて買い揃えるほどのお気に入り。
もっともデビュー当時からのファンということではなく、2004年のセカンドアルバム「Kor Jai Kun Nao」から聴きはじめたというレベル。

<セカンドアルバム、いまでも愛聴しています>
たまたま通りかかったレコード店の店頭に大量に陳列してあったので、興味本位で買ったのだが聴いてみて驚いた。
これはすごい歌手ではないか。歌の上手さに引き込まれました。

<ファースト・アルバム、このころと最近では顔が別人みたいに見える>
それからというもの、新譜が発売されるたびに買っている。

<最近のお気に入り、モーラムの雰囲気が楽しい>
タイ旅行中であればすぐに手に入るのだが、日本国内ではネットショップで買っている。
私がときどき利用させていただいているのは、サリガレコードさんのネットショップです。
サイトはこちら↓
http://sarigarecords.com/
ファンになってすでに6年、タイにはなんどか来ているがコンサートを聴きにいくチャンスはなかった。
なにしろタイ語は分からないし、そもそもどこで調べたらよいのかも分からない。
タイ・オラタイのコンサートのポスターを見かけることがあっても全部タイ語で書いてあるし、自分の旅行日程と合わなかったりで悔しい思いをしていました。
ところが、、
13日の土曜日のこと、たまたま通りかかったホテルの前に大きなポスターが出ているではないか。
「おおっ、これはタイ・オラタイのコンサートではないか。しかも13と書いてあるのは、もしかして今日のことでは、、」
このホテルでコンサートがあるに違いない、、、と。

ホテルへと行きフロントの女性に聞いてみた。
「オラタイのコンサートは今日ですか? チケットを買いたいのだが、、」
「ええ今日ですよ、チケットですか係りに聞いてあげましょう」
と親切に対応してくれた。
だが、この女性は私と同様に英語がほとんど話せないのだった。
ホテルの予約などのフレーズはなんとかなるが、日常会話までは出来ないというヤツですね。
お互いにもどかしい会話からなんとか分かったのは、
ショーは今日の午後5時半から。席はすべて売り切れた。
だが、ひとりだけなら直接行けば入れるらしいということだった。
で、、、午後5時半に行くと。
客は誰もいなかった、、、だがタイ・オラタイがリハーサル中だった。
ちらっとだったがリハーサルを見られるなんてラッキーだ。
ドアの外に関係者らしいひとがいたので聞いてみると「午後9時からですよ」という。
「やはりそうか、そんなはやい時間に始まるなんてヘンだと思ったんだよな」
でも確かに「ファイブ・サーティ・ピー・エムって聞こえたんだが」
しかたなしに出直すことにした。
午後9時に行ってみると、
客がいない・・・
だが入り口に机が置いてあり座席表の紙がある、係りらしい人に「ひとりだけど席はありますか」と聞いてみると、どうぞ中に入りなさいと指差して教えてくれた。
初めてなのでシステムが分からない、不安を感じつつも中へと入る。
ステージに近い席には番号が振ってあり、これが指定席のようだ。
売れきれていたのはこの部分だけで、後方の席は自由席だったのだ。
ワンドリンクを注文さえすればショーが見れるというシステムだったのだ。
ビール1本120Bでショーが見れるなんてラッキー、ラッキー。
ビールを1本だけ注文して、ステージのほうをみるとバンドが演奏を始めたところだった。
ぽつり、ぽつりと客は来るが午後の10時を回っても席のほとんどは空いていた。
前座はロックバンドが3組も出てくるが、タイの歌謡曲といわれるルークトォンとは雰囲気が違う。
聴いていてとまどってしまう。「日本の演歌歌手のコンサートの前座がロックバンドなんてことあるのかなあ」とつまらないことを考えてしまう。
午後11時ころになると客がぞくぞくと入ってきて満席になった、先に来て席を確保しておいてよかった。
午後11時半にやっと前座が退場してやっとタイ・オラタイの出番だ。
狭いステージにダンサーが8人、オラタイが歌いながら出てきた。
この時点で会場内の満員のお客は総立ちになり、キャーキャーとものすごい歓声が上がる。
立ち見での客が増えて場内は歩くこともできない状態だ。
私の席の前にも立つ人が出てしまい、ステージが見えなくなる。

<こら!前に立つんじゃない。見えないじゃないか>
客は若い女性がほとんどだった。年配の客はほとんどいない、会場がクラブだからなのかな。
こういう歌はおばさん、おじさんのだけの好みかと思っていたが若い女性も聴くんだね。
テンポのよい曲では観客が一緒に歌ったり踊ったりする。
会場のみんなが一緒に歌い踊るものだから肝心のオラタイの歌が聞こえない。
こういうのがタイの人たちのコンサートやショーの楽しみ方なのだな、確かに日本とは違う。
会場内では写真もビデオも自由だった。みんなステージの前まで行き写真を撮っている。
肖像権はどうなっているんだ?なんて考えることも無いようだ。
じつは私もカメラを持ってきたので前方で撮りたいのだが、とても割り込める状態ではない。
みるとステージの上に登って撮影している人までいるではないか。
シロウトのカラオケ大会じゃないんだからそれはダメだろう。だが誰も注意する人はいない。
私もステージ脇へ移動して数枚の写真を撮った。

<思っていたより小柄に見えました>

<ちかくで見ても美人さんでした>
ステージ前の人はオラタイに握手をしたりプレゼントを渡したりしていた。
タイ・オラタイといえばタイではトップクラスの歌手なんだけど、こんなに気軽に写真を撮ったり握手したりできるとは。
日本のトップクラスの演歌歌手のショーなら撮影どころかカメラの持込みも禁止だろうなあ。
まさに、どんちゃん騒ぎ状態のコンサート(ショーというべきか)が終ったのは午前1時だった。どうやらこれがタイでは普通のことらしい、日本なら終電に間に合わない時刻だ。
地元の人は車かバイクで来ているのだけど、私は野良犬を警戒しながら急ぎ足で帰った。
夜の風の冷たいこと、、
イサーンは冬に向かっているのだ。ああセーターを着てくるんだった。
しかし、今回の選挙でビルマ(ミャンマー)の民主化は遠のくばかり悲しいことです。
さて、
私はタイ・オラタイの大ファンです。
彼女のCDとVCDはすべて買い揃えるほどのお気に入り。
もっともデビュー当時からのファンということではなく、2004年のセカンドアルバム「Kor Jai Kun Nao」から聴きはじめたというレベル。

<セカンドアルバム、いまでも愛聴しています>
たまたま通りかかったレコード店の店頭に大量に陳列してあったので、興味本位で買ったのだが聴いてみて驚いた。
これはすごい歌手ではないか。歌の上手さに引き込まれました。

<ファースト・アルバム、このころと最近では顔が別人みたいに見える>
それからというもの、新譜が発売されるたびに買っている。

<最近のお気に入り、モーラムの雰囲気が楽しい>
タイ旅行中であればすぐに手に入るのだが、日本国内ではネットショップで買っている。
私がときどき利用させていただいているのは、サリガレコードさんのネットショップです。
サイトはこちら↓
http://sarigarecords.com/
ファンになってすでに6年、タイにはなんどか来ているがコンサートを聴きにいくチャンスはなかった。
なにしろタイ語は分からないし、そもそもどこで調べたらよいのかも分からない。
タイ・オラタイのコンサートのポスターを見かけることがあっても全部タイ語で書いてあるし、自分の旅行日程と合わなかったりで悔しい思いをしていました。
ところが、、
13日の土曜日のこと、たまたま通りかかったホテルの前に大きなポスターが出ているではないか。
「おおっ、これはタイ・オラタイのコンサートではないか。しかも13と書いてあるのは、もしかして今日のことでは、、」
このホテルでコンサートがあるに違いない、、、と。

ホテルへと行きフロントの女性に聞いてみた。
「オラタイのコンサートは今日ですか? チケットを買いたいのだが、、」
「ええ今日ですよ、チケットですか係りに聞いてあげましょう」
と親切に対応してくれた。
だが、この女性は私と同様に英語がほとんど話せないのだった。
ホテルの予約などのフレーズはなんとかなるが、日常会話までは出来ないというヤツですね。
お互いにもどかしい会話からなんとか分かったのは、
ショーは今日の午後5時半から。席はすべて売り切れた。
だが、ひとりだけなら直接行けば入れるらしいということだった。
で、、、午後5時半に行くと。
客は誰もいなかった、、、だがタイ・オラタイがリハーサル中だった。
ちらっとだったがリハーサルを見られるなんてラッキーだ。
ドアの外に関係者らしいひとがいたので聞いてみると「午後9時からですよ」という。
「やはりそうか、そんなはやい時間に始まるなんてヘンだと思ったんだよな」
でも確かに「ファイブ・サーティ・ピー・エムって聞こえたんだが」
しかたなしに出直すことにした。
午後9時に行ってみると、
客がいない・・・
だが入り口に机が置いてあり座席表の紙がある、係りらしい人に「ひとりだけど席はありますか」と聞いてみると、どうぞ中に入りなさいと指差して教えてくれた。
初めてなのでシステムが分からない、不安を感じつつも中へと入る。
ステージに近い席には番号が振ってあり、これが指定席のようだ。
売れきれていたのはこの部分だけで、後方の席は自由席だったのだ。
ワンドリンクを注文さえすればショーが見れるというシステムだったのだ。
ビール1本120Bでショーが見れるなんてラッキー、ラッキー。
ビールを1本だけ注文して、ステージのほうをみるとバンドが演奏を始めたところだった。
ぽつり、ぽつりと客は来るが午後の10時を回っても席のほとんどは空いていた。
前座はロックバンドが3組も出てくるが、タイの歌謡曲といわれるルークトォンとは雰囲気が違う。
聴いていてとまどってしまう。「日本の演歌歌手のコンサートの前座がロックバンドなんてことあるのかなあ」とつまらないことを考えてしまう。
午後11時ころになると客がぞくぞくと入ってきて満席になった、先に来て席を確保しておいてよかった。
午後11時半にやっと前座が退場してやっとタイ・オラタイの出番だ。
狭いステージにダンサーが8人、オラタイが歌いながら出てきた。
この時点で会場内の満員のお客は総立ちになり、キャーキャーとものすごい歓声が上がる。
立ち見での客が増えて場内は歩くこともできない状態だ。
私の席の前にも立つ人が出てしまい、ステージが見えなくなる。
<こら!前に立つんじゃない。見えないじゃないか>
客は若い女性がほとんどだった。年配の客はほとんどいない、会場がクラブだからなのかな。
こういう歌はおばさん、おじさんのだけの好みかと思っていたが若い女性も聴くんだね。
テンポのよい曲では観客が一緒に歌ったり踊ったりする。
会場のみんなが一緒に歌い踊るものだから肝心のオラタイの歌が聞こえない。
こういうのがタイの人たちのコンサートやショーの楽しみ方なのだな、確かに日本とは違う。
会場内では写真もビデオも自由だった。みんなステージの前まで行き写真を撮っている。
肖像権はどうなっているんだ?なんて考えることも無いようだ。
じつは私もカメラを持ってきたので前方で撮りたいのだが、とても割り込める状態ではない。
みるとステージの上に登って撮影している人までいるではないか。
シロウトのカラオケ大会じゃないんだからそれはダメだろう。だが誰も注意する人はいない。
私もステージ脇へ移動して数枚の写真を撮った。
<思っていたより小柄に見えました>
<ちかくで見ても美人さんでした>
ステージ前の人はオラタイに握手をしたりプレゼントを渡したりしていた。
タイ・オラタイといえばタイではトップクラスの歌手なんだけど、こんなに気軽に写真を撮ったり握手したりできるとは。
日本のトップクラスの演歌歌手のショーなら撮影どころかカメラの持込みも禁止だろうなあ。
まさに、どんちゃん騒ぎ状態のコンサート(ショーというべきか)が終ったのは午前1時だった。どうやらこれがタイでは普通のことらしい、日本なら終電に間に合わない時刻だ。
地元の人は車かバイクで来ているのだけど、私は野良犬を警戒しながら急ぎ足で帰った。
夜の風の冷たいこと、、
イサーンは冬に向かっているのだ。ああセーターを着てくるんだった。
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